
(TRF Official Website:https://trf.avexnet.or.jp/より)
目次
プレイリスト概要
90sを代表すると同時に、今なお最高のダンスグループであるTRFの楽曲から、メインボーカリストYU-KI(ゆうき)の歌声を堪能できる名曲を集めました。
90年代の冬歌ラブソングの代表曲『寒い夜だから…』(1993)や、国民的ヒットナンバー『BOY MEETS GIRL』(1994)など収録いたしました。
長野冬季オリンピックのTBS系列イメージソング『Unite! The Night!』(1998)や、最高売上を記録した5枚目のアルバム「dAnce to positive」のセンター曲『Escape』(1995)といった、ちょっとマニアックな曲もピックアップさせて頂きました。
ごめんなさいは、TRFといったら、コレっしょ!的なノリノリのダンスナンバー『EZ DO DANCE』(1993)は、含まれていないこと。(Part.Ⅰに収録しました。)
TRFのボーカル曲が素晴らしい理由はYU-KIの個性的な声質だった
TRFのメインボーカリストYU-KIは、シャープでありながら艶やかな伸びのある声質が特徴です。
艶やかな伸びのある声質は、いわば(日本の)女性歌手の基本中の基本ですが、そこにダンスミュージックの「シャープさ」が加わりました。
キレのあるYU-KIのボーカルは、その後のすべてのダンス系女性アーティストのモデルです。
このプレイリストで、TRFのゴキゲンなダンスナンバーと、クールでパワフルなボーカルYU-KIにハマってください。
(もちろん、ステキなKOOさん、SAMさん、ETSUさん、CHIHARUさんにも。。。※すでに敬称略としています)
プレイリスト曲目紹介
UTAZINEオリジナルの「90’sTRF名曲プレイリストPartⅡ~栄光のボーカル編」は、以下の9曲から構成されています。(2018年9月現在)
- CRAZY GONNA CRAZY(1995)
- Overnight Sensation(1995)
- 寒い夜だから…(1993)
- Unite! The Night!(1998)
- BOY MEETS GIRL(1994)
- survival dAnce~no no cry more~(1994)
- Escape(1995)
- JOY(1999)
- EVERYDAY(2012)
全9曲の概要と聴きどころを、まとめてみました。avexの公式ビデオがあるものは添付してありますので、チェックしてみてください
①CRAZY GONNA CRAZY(Radio MIx)
プレイリストのトップナンバーは、TRF8枚目のシングルとなる『CRAZY GONNA CRAZ』(1995年発売)のRadio Mixです。
TRFのシングルでは、最高のセールス枚数を叩き出して、ミリオンセラーを獲得しました!
スタイリッシュなオープニング・メロディーは一度聴けば忘れられない!元気がでるラブソングです。
YU-KIの張りのあるソロボーカルと、メンバー全員によるコーラス、そしてDJ KOO(コー)の流れるようなMCが見事に融合!
これぞ、TRFサウンド!
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(音が出ます)
trfの超ノリノリな冬のラブソング!
ボーカルYU-KIのチャーミングな魅力が爆発してます。ライブでもメンバーとオーディエンスが一体になって最高に盛り上がる一曲です。
☆彡どんな曲なの?
- ボーカリストYU-KIもノリノリ
- アップテンポの熱いラブソング
- 歌✖ダンス✖MCの完全な融合
☞歌詞の大意:本命カレとカラオケ→ドライブの定番デート。本気モード出せないけど
本命のカレと週末デート。お決まりのカラオケの後は、レインボーブリッジをベンツでドライブ!
夜空に満天の星。眼下には宝石のような夜景。やっぱり、ワタシの本命はカレ!ーそんな感じの歌詞です。
内心は、そろそろカレからプロポーズして欲しいのですが、なかなか口には出せない…。
そーなんですけどー、今が楽しいならサイコー!的な、めっちゃバブリーな女子が主人公です。
☆彡 こんな時に聴いてほしい!
- 本命カレとこれからデート
- ラブラブな二人でドライブ
- とにかくアゲアゲになりたい
♥YU-KIのキャラに一番ハマっていると思います(笑)
②Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~
プレイリスト2曲目は、TRF10枚目のシングル『Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜』(1995年発売)のRemixなしオリジナル音源です。
1995年は小室サウンドが日本の音楽シーンを席巻した年。
シングルの3か月連続リリースによるマーケット掌握の勝利宣言とも言えるべき曲が、第3弾のこの曲でした。
事実、この曲で5作連続ミリオンセラーという記録を樹立し、第35回日本レコード大賞も受賞した、まさに”センセーショナルな(あっと驚くような)”一曲です。
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(音が出ます)
☛リア充実現の方法がわかる90sダンスナンバーの名曲
trfのライブでは、メンバーと会場が最高に一体化するアゲアゲ気分になれるダンスナンバーです!
☆彡どんな曲なの?
- 歌とダンスが非常にバランス良く融合
- 気持ちよ~く踊れるゆっくりリズム
- 多彩で変化に富んだリズムとメロディー
サウンド的には、70年代ソウルディスコサウンドを意識した、ゆったりした心地良いノリが特徴です。
☞歌詞の大意:輝く未来を手に入れたいならハングリー精神で立ち上がろう!
『Overnight Sensation』の歌詞は、時代を生かすも殺すも、すべてはあなた次第。失敗しても大丈夫!さぁ、今夜も自分に革命を起こしましょう!的な感じです。
要するに、リア充実現のためのポジティブなマインドに溢れている、アグレッシブな世界観なんですね。
☆彡 こんな人に聴いてほしい!
- 仕事でいつもモヤモヤしている
- 中途半端な自分の殻を破りたい
- 将来の目標が決まらない
♥この歌にハマる主人公は、キャリアウーマン(※当時はまだ死語じゃない)を目指して頑張っているけど、イマイチ不完全燃焼な自分を持て余している入社3年目のイケイケ女子22歳、かな?
③寒い夜だから…(1994 Version)
プレイリスト3曲目は、1993年にリリースされた5枚目シングル『寒い夜だから…』の登場です。なった切ないラブソングです。
クリスマス前の12月15日に発売され、シングル初のオリコンベスト10入りにランクイン(最高週間8位)
日本中の恋人に会えない女性の琴線を震わせて、90年代の冬歌の定番になりました。
同時に”踊れるラブバラード”という今までなかったラブソングの方向性を、Jポップに確立した曲でもあります。
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(音が出ます)
☛90年代を代表する切ない冬歌!YU-KIの熱唱が熱い!
TRFの楽曲の中でも、ボーカリストYU-KIの実力がいかんなく発揮されているミディアムテンポのラブバラードです。
☆彡どんな曲なの?
- ボーカルYU-KIを大フューチャー
- ミディアムテンポの切ないメロディー
- 印象的な前サビでドラマチックな構成
☞歌詞の大意:すれ違い生活から別れたカレに、変わらない想い届けたい!
ふと街角で蘇る、ふたりの部屋の記憶に胸が震える…。いまでもカレへの気持ちは変わらないのに、あの部屋には戻れない!ーそんな感じの歌詞です。
スレイ違い生活から自然消滅してしまった元カレへの変わらない想いを、冬の夜空に光る星に託す女子の切ないメッセージ・ソングなんですね。
☆彡 こんな人に聴いてほしい!
- 元カレと会いたくなった時
- 真冬の夜のボッチな仕事帰り
- 二人の思い出の品を見かけた時
♥胸を打つストーリー性のある歌詞のおかげで、ダンスミュージックの枠を超えて、Jポップの名曲入りした記念すべきナンバーです。
④Unite! The Night!
1998年に開催された長野冬季オリンピックのTBS系列イメージソングとして採用されたエネルギッシュなダンスナンバーです。
小室哲哉プロデュース時代のやや硬質なサウンドとは異なり、大らかで人間臭いヒップホップ系の曲調なのは、m.c.A・Tの富樫 明生プロデュースだから。
ボーカルYU-KIの伸びのあるパワフルな歌唱が、ハマりまくってライブでは最高に盛り上がる一曲。その証拠がコレ☟
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(音が出ます)
TRF25周年記念ライブ「THANXX!!! 25 Best Hits LIVE & Party」の前夜祭ビデオとして、15周年記念ライブ映像「COMPLETE BEST LIVE from 15th Anniversary Tour -MEMORIES- 2007」が、avexより公開さています。
冒頭の3分間に『Unite! The Night!』のライブ音源がありますので、ぜひチェックしてみてください。この歌の持つ「おおらかな包容力」を見事に歌い上げています。
☞歌詞の大意:戦って来た幾つも孤独の夜を抱えてなんかいないで、みんな一つになろう!
独りで戦って、力尽きて倒れてしまったアナタに、手を差し伸べよう。
最後にはみんな光の中を進めるから!ガンバって!ーそんな温かくもパワフルな歌詞です。
かなりキッチュで難解な歌詞ですが、YU-KIの歌唱力のおかげで、この歌の世界観を余すことなく表現されています。
☆彡 こんな時に聴いてほしい!
- やってきたことが上手くいかない時
- 独りで戦っている自分を励ましたい時
- 明日を信じて元気になりたい時
♥ライブでの一体感が尋常でないのは、やはり深~い包容力がある歌だから。
⑤BOY MEETS GIRL(RADIO ON AIR MIX)
プレイリストのセンター曲には、TRF7枚目のシングルとなる『BOY MEETS GIRL』(1994年発売)のRadio On Air Mixバージョン。
90年代を生きたニッポン人が世代を超えて耳にしたことがある、説明を要しないほどのJポップを代表する一曲ですね。
YouTubeのavex公式動画も、再生回数1200万回越え。TRFの中でもダントツトップの再生回数です。もちろんミリオンセラーを獲得しています。
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(音が出ます)
☞歌詞の大意:成功とは方法論を学ぶことじゃない。人との出会いの中でお互いの可能性を見つけることなんだ
ラブソングより、今必要なのは、生きる力になる「気づきの歌」ーそんなメッセージが聞こえてきそうな歌詞です。
男と女の出会いがラブからライフに進化した1990年代半ばの空気が、シンプルな言葉によって鮮やかに描き出されています。
YU-KIのシャープで伸びのあるボーカルが、『BOY MEETS GIRL』の世界観を余すことなく表現しています。
☆彡 こんな時に聴いてほしい!
- 新しい出会いを予感している時
- 困難な目標や課題に挑戦する時
- マンネリ化した関係を打破したい時
♥ライブでも世代を超えて盛り上がる歌の力は、この歌の世界観が普遍的な価値観を目指しているから。
⑥survival dAnce~no no cry more~
プレイリスト6曲目は、ちょうどTRF6枚目のシングル『survival dAnce~no no cry more~』(1994年発売)のRemixなしオリジナル音源です。
この『survival dAnce~no no cry more~』は、初登場にして初のオリコンチャート1位を獲得!さらに同年のミリオンセラーも獲得。
この曲以降のシングル5曲が、すべてミリオンセラーとなる”小室旋風”の先陣を切った記念すべき一曲です。
📺avex公式ビデオちょい聴き
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☞歌詞の大意:自分を信じて行動したことは、たとえ失敗したとしても、明日につながっているよ
『survival dAnce~no no cry more~』の”survival”(サバイバル)とは、自分を最後まで信じて、折れずに生き抜くという決意の気持ちを表しています。
そして、”no cry more”とは、失恋や挫折を経験しても、そこに確かな自分がいたなら、後悔なんかしなくていい、という励ます気持ちの言葉です。
『BOY MEETS GIRL』(1994)と並ぶ国民的ヒットナンバーであり、価値観を共有しています。
☆彡 こんな時に聴いてほしい!
- 信じてやってきた事が壊れた時
- 恋人と別れざるを得なくなった時
- どうしてもチャンスをつかみたい時
♥ライブでも世代を超えて盛り上がる歌の力は、『BOY MEETS GIRL』同様に、普遍的な価値観を目指しているから。特にサビの”Survival Dance!”の一体感は尋常じゃないね。
⑦Escape(12″American Rap)
プレイリスト7曲目は、200万枚突破という最高のセールス記録を樹立した5枚目のアルバム「dAnce to positive」のセンター曲『Escape』(1995)を採用しました。
ファンキー色が強い、ややマニアックな一枚の中で、ひっそりと隠れるように収録されていますが、曲調もかなりファンキーで濃い関係の男女の生活を描いたもの。
ボーカルYU-KIの、ねちっこい情感溢れるようなパワフルな歌声が堪能できるのは、おそらくTRFの数多い楽曲の中でも、この一曲ぐらいでしょう。
📺avex公式ビデオちょい聴き
avexからも公式ビデオは出ていませんので、アルバムを購入して頂くか、のちほどご紹介するプレイリストでお楽しみください。
☞歌詞の大意:投資ビジネスに失敗して転がり込んで来た腐れ縁のどーしようもないカレとワタシのお話し
R&B風のアンダーグラウンドな世界を、1990年代中葉のニッポンで描き出しています。
当時はバブル経済が崩壊して、怪しい投資ビジネスに失敗して一夜にして一文無しになったオトコ達が大勢いました。
ビジネスといっても、結局は虫のいい現実逃避でしょと、腐れ縁の女性ならではの醒めた言葉が男の背中に刺さります。
YU-KIのねっちこいハスキーな声が、匂ってきそうな男女の関係をリアルに歌っています。
♥ワタシ、こういう世界大好きです。
⑧EVERYDAY
1997年以降、小室哲哉によるプロデュースから離れ、セルフプロデュースに移行していたTRF。
実に16年振りに、小室哲哉プロデュースによる新作アルバム「WATCH THE MUSIC」を発表したのは、デビュー20周年にあたる2013年のことでした。
すべてオリジナル作品から構成されるミニアルバム「WATCH THE MUSIC」のラストトラックが、この『EVERYDAY』です。
本来であれば、本プレイリストの締めくくりとして最後に配置してもよいのですが、完全に90年代のTRFを彷彿とさせる曲調であるため、あえてラストから2番目としたものです。
📺avex公式ビデオちょい聴き
この曲も、avexからも公式ビデオは出ていませんので、アルバムを購入して頂くか、のちほどご紹介するプレイリストでお楽しみください。
☞歌詞の大意:
ビジネス一筋に走って来た男が、今まので半生をとりとめもなく振り返りながら、過ぎ去っていく毎日を淡々と眺めている心象風景のような感じです。
少々感傷的でやるせない感じも混じっていますが、YU-KIのストイックでシャープな歌声のおかげで、硬質なおとなのバラードに仕上がっています。
♥大人の円熟さも感じさせるYU-KIのボーカルを楽しんでもらえる一曲です。
⓽JOY
プレイリストの最後を締めくくるナンバーは、90年代全盛期のTRFの活動としては最後のシングル曲『JOY』(1999年発売)です。TRFとしては、実に23枚目のシングルに当たります。
この曲では、ダンスグループとしてのTRFは完全に影を潜め、曲調もダンスミュージックとは真逆の、しっとりとしたゴスペル調のバラードに仕上がっています。
PVにおいても、メンバーのパフォーマンスはボーカリストYU-KIの歌唱シーンの盛り立て役のような位置づけ。
90年代の日本のダンスミュージックを牽引してきたグループの最終形としては、少し寂しい気がするのはワタシだけでしょうか。。
万感の想いを込めて、90年代におけるTRFのファイナル・シングル曲を聴いて頂きたいと思います。
📺avex公式ビデオちょい聴き
(音が出ます)
☞ゴスペル調の壮大なバラードをクールに歌うYU-KI
ボーカリストYU-KIのソローナンバーとも言えるスローテンポの壮大なバラードに仕上がっています。
☆彡どんな曲なの?
- YU-KI単独のしっとりしたソロナンバー
- 傷ついた男を守り導く女性のイメージ
- ゴスペル調のソウルフルな仕上がり
TRFのソウルミュージック調のコーラスラインを、さらにゴスペル調に進化させた異色の曲調に注目!幅広く歌いこなせるYU-KIの豊かな歌唱力が、聴きどころです。
☞歌詞の大意:傷ついたアナタの手を引いて、安息の世界に導きたい
『JOY』の歌詞は、安らぎと癒しに満ち溢れています。90年代のダンスミュージックを怒涛のように走り抜け、これまのJポップがなし得ない偉業をなし得たグループだけに、与えられるスピリチュアルな世界を象徴しているかのようです。
☆彡 こんな時に聴いてほしい!
- 大きな仕事をやり遂げて一息つきたい
- 今までとは別次元の境地で生きたい
- 二人の関係を見つめ直したい
♥1997年頃からメンバーのソロ活動も活発化。97年からは、小室哲哉によるプロデュースから離れて、セルフプロデュースに移行していた過渡期に発表されたシングルチューンです。
最近では、YU-KIのボーカリストとしての新たな可能性を感じさせる一曲として再評価されています。
あなたへのメッセージ
もしも、日本の音楽シーンに
TRFが存在していなかったら…。
あなたは、今のあなたと
違うあなたになって
いたことでしょう。
あの時、TRFの歌を
聴いていたから、
少し強く生きることができた。
あの時、TRFの歌を
口ずさんでいたから、
少し笑顔で生きてこれた。
ボクはそう信じています。
これからの10年間、
今より輝くために
今より強くなるために
もう一度TRFに
会いに行って欲しいのです。
そこには、もう一人の
新しいあなたが
待っているはずだから。
☟
SPECIAL THANKS
最後になりましたが、KOOさん、YU-KIさん、ETSUさん、CHIHARUさん、SAMさんにおかれましては、益々のご清栄ならびにご健康を心よりお祈り申し上げる次第です。
また貴重な映像ならびに音源を、TRFを愛するすべてのファンのために快く公開されておられるavexに深く感謝申し上げます。
当記事の情報については、最大限の正確さと公平性を担保するよう努めております。
万一ご不明な点や誤り等がございましたら、お手数ではありますが、当ブログのお問合せフォームよりご一報頂ければ、幸いです。可能な限り迅速に対応させて頂きます。
当記事をお読みのすべての読者様のご健勝をお祈りして、締めくくりとさせて頂きます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
(UTAZINE)
コメント
うん、いい!!最高。
ESCAPE入れてくれてありがとうございます。隠れた名曲だと思ってます。
あ、今 overnight piano dream を彼女に弾いてもらってますwww
JPさん
コメント有り難うございました。
名曲ESCAPEの世界観を、YU- KIさんも見事に表現されてますよね。
またのお越しをお待ち申し上げます。