ユーミン『ルージュの伝言』歌詞の意味はぶっ飛び帰国女子の切ない宣戦布告だった

「ルージュの伝言」歌詞の意味はぶっ飛び帰国女子の切ない宣戦布告
目次

『ルージュの伝言』歌詞の意味

歌詞全体の概要から先にお話しましょう。

『ルージュの伝言』の歌詞は、もうすぐ結婚1年になるというのに女遊びをやめない夫にプッツンした女子が、旦那の母親に助けを求めて、乗り慣れない電車に乗って彼の実家を訪ねて行く時のシーンを歌っている歌です。

浮気癖のあるダンナへちょっと可愛くダメ出しをしている歌なんですぅ。

解釈のポイントは、3つあります。

  • 彼のママに叱ってもらう嫁姑関係とは?
  • 口紅で鏡になにを書いたの?
  • 家を飛び出した彼女の不安の内容は?

それでは、実際の歌詞を踏まえて、紐解いていきましょう。

「ルージュの伝言」歌詞解釈の3つのポイント

(ポイント1)ママに叱ってもらう嫁姑関係とは?

この歌をはじめて聴いたとき、一番衝撃的だったのがこの歌詞でした。

明日の朝ママから電話でしかってもらうわ

『ルージュの伝言』(1975,荒井由美)

この歌がリリースされたのは1975年。

古い「嫁姑関係」がまだまだ根強く残っていた時代(今でもあるある?)。

さらに「お父さん・お母さん」と呼ぶのがフツーだった時代でもあります。

嫁姑(よめ・しゅうとめ)関係とは、男性の配偶者(嫁)が、その男性の母親(姑)と、習慣や価値観の違いから仲が悪いこと。嫁が姑に対して従属的な弱い立場にあることが多い。

姑さんのことを「ママ」と呼んで、よりによって夫の浮気のことを言いつけに行くなんて、当時としてはかなりぶっ飛んだ女性です。

この歌のイメージ通に、アメリカンでポップな女性に違いありませんね!

歌の主人公は、女性として姑と対等な感覚でつき合える新しい感覚の女性である。

そんなポジティブな主人公は、鏡にいったいなにを書き残したのでしょうか?

(ポイント2)口紅で鏡になにを書いたの?

この歌のタイトルにもなっている「ルージュの伝言」って、何を書いたのか気になりませんか?

あのひとはもう気づくころよ

バスルームにルージュの伝言

『ルージュの伝言』(1975,荒井由美)

”ダーリン”は、鏡に書かれた伝言をみて、あわてて彼女の行き先を友達に電話して聞きまくるかしら?と、得意げな様子です。

姑のことを”ママ”、夫のことを”ダーリン”と呼ぶくらいですから、バイリンガル女子でしょうね……ということで、

GOOD BYE BOY!

”さようなら”と”怒ってる”という二つの気持ちをぶつけたような、こんなセリフです、きっと笑

さぁ、これでダンナに宣戦布告ができましたが、まだ少しひっかかります。

ーそう、彼女はやっぱり不安なんです。

次のページで不安の中身を整理して、スッキリしましょう!

(ポイント3)家を飛び出した彼女の不安の内容は?

浮気癖の直らないダンナについにプッツンして、彼の母親に叱ってもらう体で、泣きついた主人公。

バスルームの大きな鏡に、”GOOD BYE BO!”と宣戦布告したものの、本音はやっぱり不安なんです。

不安な気持ちを残したまま

街は Ding-Dong 遠ざかっていくわ

『ルージュの伝言』(1975,荒井由美)

ユーミンさんもこの歌詞はサビとして採用していますので、この歌のテーマの一つではあることは間違いありません。

この不安の内容は、ズバリ、つぎのようなものでしょう。

これから二人の関係はどうなっていくのかという不安
👉仲直り?それとも……
👉離婚?

さらに、こんな不安も感じていることでしょう。

自分の気持ちがほんとうに伝わったかしらという不安
👉自由な生活スタイルは今まで通りOK
👉だけど私をもっと大切にして!

こんな不安が入り混じって、主人公の胸にふつふつ湧いて来ているというワケです。

さぁ、これまでの歌詞の解釈を、歌のストーリーにしてチェックしてみましょう。

歌詞の意味をストーリーで解釈する

さっそく『ルージュの伝言』を聴きながら、歌のストーリーを作っていきましょう。

はじめに、歌の主人公のイメージをセットアップします。

歌の主人公はバイリンガル帰国女子

歌の主人公は、女性として姑と対等な感覚でつき合える新しい感覚の女性であることと、この歌がリリースされたのが、1970年代であることを踏まえて、思いっきりエッジに振ってみました笑

歌の主人公は、女性として姑と対等な感覚でつき合える新しい感覚の女性

この歌がリリースされた1975年は、嫁姑という古い価値観が支配的だった

夫を”ダーリン”、姑を”ママ”とフツーに呼べる言語感覚を持ち合わせている。

……ということで、ハイソなバイリンガル帰国女子にキマリです。

もちろん、ファッションも海外ブランドでビシッと固めています。

あらすじ

主人公は、父親の仕事の関係で10代までアメリカ・マンハッタンで暮らしていたハイソなバイリンガル女性・エミ(21才)。

父親の帰国にともない、大学は都内の短大(英文学部)に入学したが、在学中は当然オシャレでバイリンガルなぶっ飛び女子として学内でも有名だった。

慣れない母国・日本での学生生活をなんとか終えて、卒業後は父親の知り合いの商事会社で社長秘書などしているうちに、アメリカ留学経験もある取引先のイケメン青年社長と意気投合。

❹青年社長と交際3ヶ月でスピード結婚したものの、彼は遊び上手な浮気常習犯であることが判明。最初は事あるごとに自分の実家の母親に相談していたが、3度目の浮気が発覚して、ついにプッツンしちゃいました。

……こんなストーリーでございます。

まとめ

(再掲)歌詞の意味

もう一度、歌詞の意味をおさらいしてみましょう。

『ルージュの伝言』の歌詞は、もうすぐ結婚1年になるというのに女遊びをやめない夫にプッツンした女子が、旦那の母親に助けを求めて、乗り慣れない電車に乗って彼の実家を訪ねて行く時のシーンを歌っている歌です。

うたじんからのメッセージ

いかがでしたでしょうか。

70年代のJPOPでも飛び抜けてポップなこの『ルージュの伝言』。

軽快なドゥーワップ・サウンドに乗せられて、この歌にチャネルすると、どこかポップで可愛らしい女性の切ない気持ちがビンビン伝わってきますね。

ここまでお読みいただきまして有り難うございました。

また歌の中でお会いしましょう!

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